2026年にPCOSはPMOS(多内分泌代謝性卵巣症候群)へ名称変更。妊活との関係、血糖コントロールの重要性、NG習慣・改善法・栄養・1日ルーティンまで、西宮・夙川の鍼灸整体こうのとり治療院が分かりやすく解説します。

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PCOS(PMOS)と妊活|血糖コントロールから1日ルーティンまで西宮・夙川の鍼灸師が解説

2026/06/27

PCOS(PMOS)と妊活|血糖コントロールから1日ルーティンまで西宮・夙川の鍼灸師が解説

PCOS(PMOS)と妊活|血糖コントロールから1日ルーティンまで|西宮・夙川の鍼灸師が解説

 

「生理が来たり来なかったり…」
「排卵がうまくいかない」
「妊活しているけれど、なかなか妊娠に至らない」

 

こうしたお悩みの背景に、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)が関係していることがあります。妊活中の女性に比較的よく見られると言われており、決して珍しいものではありません。

 

そして2026年、この「PCOS」という名前が、世界的な合意のもと「PMOS」へと変更されることになりました。

 

この記事では、西宮・夙川で妊活専門の施術を行う鍼灸整体こうのとり治療院が、PCOS(PMOS)と妊活の関係を、名称変更の理由から、血糖コントロール・食事・生活習慣・1日ルーティンまで、できるだけやさしく解説します。

 

※本記事は健康情報の提供を目的としたものであり、特定の疾患の診断・治療・効果を保証するものではありません。診断や治療方針については、必ず医療機関にご相談ください。

 

## PCOSが「PMOS」へ|2026年の名称変更とその理由

 

2026年5月、医学誌『The Lancet』にて、PCOS(polycystic ovary syndrome/多嚢胞性卵巣症候群)をPMOS(polyendocrine metabolic ovarian syndrome/多内分泌代謝性卵巣症候群)へと改名する国際合意が発表されました。56もの学術・臨床・患者団体が参加し、長年の議論を経て決定されたものです。

 

### なぜ名前を変える必要があったのか

 

ポイントは「polycystic=多嚢胞性」という言葉です。

 

この名前は「卵巣にたくさんの“嚢胞(できもの)”がある病気」という誤解を生みやすいと、長く指摘されてきました。

 

しかし実際には、超音波で見える小さな粒は、病的な“できもの”ではなく、発育が途中で止まった卵胞です。名前と中身がずれてしまっていたのですね。

 

この誤解が、診断の遅れや過度な不安、「卵巣に病気があるのだ」という思い込みにつながりやすいと言われていました。

 

### 新しい名前「PMOS」に込められた意味

 

PMOS(多内分泌代謝性卵巣症候群)には、次のような意味が込められています。

 

- Poly-endocrine(多内分泌):卵巣だけでなく、複数のホルモンが関わる
- Metabolic(代謝):血糖やインスリンなど、代謝とも深く関係する
- Ovarian(卵巣):もちろん卵巣のはたらきも関わる

 

つまり「卵巣だけの問題」ではなく、体全体のホルモン・代謝のバランスの話として捉え直すための名称です。

 

※日本の医療現場では、まだ「PCOS」の名前で説明されることも多い段階です。病院で「PCOS」と言われても慌てなくて大丈夫です。本記事では以降「PMOS」と表記します。

 

## PMOSの仕組み|なぜ排卵が乱れやすいのか

 

PMOSには、次のような特徴があると言われています。

 

- 排卵がスムーズに起こりにくい
- ホルモンのバランスが乱れやすい
- 生理周期が長くなったり、不規則になりやすい

 

なぜこうしたことが起こりやすいのか。そのカギを握るのが、新しい名前にも含まれる「代謝(Metabolic)」、とりわけインスリンというホルモンです。

 

## なぜ血糖コントロールが必要なのか

 

### カギは「インスリン」

 

ごはんを食べて血糖が上がると、それを下げるために「インスリン」が分泌されます。

 

PMOSでは、このインスリンが“効きにくい”状態(インスリン抵抗性)が関わっているケースがあると言われています。効きが悪いと、体は「もっと出さなければ」とインスリンを多く分泌します。

 

### インスリンが多いと、どうなる?

 

インスリンが過剰に分泌されると、卵巣で男性ホルモンがつくられやすくなると考えられています。

 

男性ホルモンが増えると、

 

- 排卵がスムーズに起こりにくくなる
- 生理周期が乱れやすくなる

 

という影響が出やすいと言われています。

 

つまり、「血糖の乱れ」から「インスリン過剰」、そして「ホルモンの乱れ」「排卵への影響」という流れが起こりやすいと考えられているのです。だからこそ、血糖の波をゆるやかに保つことが、ホルモンバランスを支える土台になると言われています。

 

### 東洋医学からみたPMOS

 

東洋医学では、体に余分な「痰湿(たんしつ)」がたまり、「気・血」のめぐりが滞ることで、排卵のリズムが乱れやすくなるという捉え方があります。「腎(じん)」「脾(ひ)」のはたらきをととのえ、めぐりをよくしていく。そんな視点で体全体をみていきます。

 

## PMOSの方がやりがちなNG習慣

 

つい無意識にやりがちな習慣を、チェックしてみましょう。

 

1. 朝ごはんを抜く … 欠食からドカ食い、血糖の乱高下のループになりやすい
2. 甘いもの・精製糖のドカ食い … 急激な血糖の上昇はホルモンバランスにも影響しやすい
3. 夜更かし・寝不足 … 自律神経やホルモンのリズムを乱しやすい
4. 座りっぱなしの運動不足 … インスリン抵抗性につながりやすい
5. 極端な自己流ダイエット … 極端な制限はかえってホルモンバランスを乱す可能性がある

 

これらに当てはまっても、「自分がダメだった」と思わないでください。PMOSは“体質”の話であり、責めることではなく、これから整えていけることです。

 

## PMOSを整える5つの習慣

 

### 1. 血糖の波を、ゆるやかに

 

- 野菜・たんぱく質から食べる(ベジファースト)
- よく噛む(ひと口30回が目安)
- 甘い飲み物は控えめに

 

### 2. 体をじんわり動かす

 

軽い有酸素運動や軽い筋トレは、インスリンのはたらきを助けてくれると考えられています。

 

- 1日10分のウォーキング
- エレベーターを階段に
- 寝る前の軽いストレッチ

 

### 3. 睡眠のリズムを大切に

 

- 「寝る時間を15分だけ早く」
- 寝る前のスマホはお休み
- 朝は太陽の光を浴びる

 

### 4. 体を冷やさない・巡らせる

 

東洋医学の「湿・腎・脾」の視点もふまえ、体を温め、巡らせることを意識します。

 

- 湯船にしっかり浸かる
- 冷たい飲み物を控える
- おなか・足首を温める

 

### 5. 心をゆるめる時間をつくる

 

ストレスが続くと、ホルモンの司令塔(自律神経)が乱れやすいと考えられています。

 

- 深呼吸を3回
- 「がんばらない日」をつくる
- 好きなことに没頭する時間を

 

## PMOSに大切な栄養素と食事のコツ

 

### まず大切な食べ方のコツ

 

栄養素の前に土台となるのが「血糖の波」です。

 

- ベジファースト(野菜から食べる)
- よく噛む(ひと口30回が目安)
- 主食は“ゆっくり吸収”を意識(白米に雑穀・玄米を少し足す等)

 

### 意識したい栄養素

 

| 栄養素 | はたらき(と言われていること) | 多く含む食材の例 |
| --- | --- | --- |
| たんぱく質 | ホルモンや体をつくる材料 | 卵・魚・肉・大豆製品 |
| 食物繊維 | 血糖の急上昇をおさえ、腸内環境を整える助け | 野菜・海藻・きのこ・豆類 |
| オメガ3系の脂 | 体の巡りをサポート | サバ・イワシ・えごま油・アマニ油 |
| マグネシウム | 代謝や神経のはたらきを支える | ナッツ・海藻・豆類・葉物野菜 |
| 鉄・亜鉛 | 女性に不足しがちな、体づくりの土台 | 赤身肉・レバー・貝類 |

 

和食の「まごわやさしい」を意識すると、自然とバランスが整いやすくなります。

 

### 控えめにしたいもの

 

- 甘い飲み物・菓子パン
- 揚げ物などの脂っこいもの
- 極端な糖質オフ・絶食

 

「ゼロにする」より「整える」が合言葉。完璧を目指さなくて大丈夫です。食事は「罰」ではなく、体をいたわる「味方」です。

 

## PMOSさんのためのととのう1日ルーティン

 

血糖・自律神経・巡りの3つをやさしく整える、朝から夜までの流れです。

 

### 朝|リズムのスイッチを入れる

 

- 起きたらカーテンを開けて光を浴びる
- 朝ごはんは抜かない(たんぱく質をひと口でも)
- コップ1杯の白湯

 

### 昼|血糖の波をゆるやかに

 

- ベジファースト
- よく噛んでゆっくり
- 食後に5〜10分歩く

 

### 午後|こまめに体を動かす

 

- 1時間に1回は立ち上がる
- エレベーターを階段に
- 甘い飲み物は、お茶や水に

 

### 夕方から夜|巡らせて、ゆるめる

 

- 湯船にしっかり浸かる(おなか・足首を冷やさない)
- 夕食は寝る3時間前までに
- 軽いストレッチや深呼吸

 

### 就寝前|ととのった眠りへ

 

- 寝る前のスマホはお休み
- 部屋を暗く、静かに
- 「寝る時間を15分だけ早く」

 

ぜんぶ完璧にやろうとしなくて大丈夫です。「朝、光を浴びる」「食後に少し歩く」など、できそうな一つから、気楽に始めてみてください。

 

## 鍼灸・整体でできること

 

PMOSは医療機関での診断・治療が前提となる状態です。そのうえで、当院では妊娠しやすい体の土台づくりをサポートする視点で、施術とセルフケアの提案を行っています。

 

- 自律神経や血流のバランスに着目した施術
- 「気・血・水」「腎・脾」の視点をふまえた体質へのアプローチ
- おひとりおひとりの生活に合わせた、食事・運動・睡眠のセルフケア指導

 

当院の特長は、手技による施術だけでなく、ご自宅でできるセルフケアを丁寧にお伝えすること。「通っている間だけ」ではなく、日々の暮らしの中で土台を整えていただくことを大切にしています。

 

## よくある質問(FAQ)

 

Q. PCOSとPMOSは別の病気ですか?
A. いいえ。同じ状態を指す名称が、2026年に「PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)」から「PMOS(多内分泌代謝性卵巣症候群)」へ変更されたものです。実態が変わったわけではありません。

 

Q. 病院では今も「PCOS」と言われました。大丈夫ですか?
A. 大丈夫です。名称の移行には数年の期間が見込まれており、しばらくは「PCOS」と「PMOS」が併用される段階です。

 

Q. PMOSだと妊娠できないのですか?
A. そのようなことはありません。排卵が起こりにくい傾向があると言われていますが、医療機関での治療や、生活習慣を整えていくことで、妊娠を目指していくことができると考えられています。

 

Q. なぜPMOSで血糖コントロールが大切なのですか?
A. PMOSにはインスリン抵抗性が関わるケースがあると言われており、血糖の乱れがホルモンバランスや排卵に影響しやすいと考えられているためです。血糖の波をゆるやかに保つことが土台になると言われています。

 

Q. 鍼灸でPMOSは治りますか?
A. 鍼灸・整体は、PMOSそのものを治療・治癒させるものではありません。あくまで自律神経や血流のバランスを整え、妊娠しやすい体の土台づくりをサポートする目的のものです。診断・治療は医療機関にご相談ください。

 

Q. 西宮・夙川で妊活の相談はできますか?
A. はい。鍼灸整体こうのとり治療院は、西宮・夙川エリアで妊活専門の施術とセルフケア指導を行っています。お気軽にご相談ください。

 

## 著者プロフィール

川口浩平(かわぐち こうへい)
鍼灸師・鍼灸整体こうのとり治療院 院長。

兵庫県西宮市・夙川にて、ご夫婦の妊娠力を高めることを専門とした鍼灸整体院を運営。不妊・妊活サポートを中心に、マタニティケア、赤ちゃんの頭の形の調整、慢性的な不調、美容ボディワークまで幅広く対応。手技による施術に加え、おひとりおひとりに合わせたセルフケア指導に力を入れている。「温かく、寄り添う先生」をモットーに、地域に根ざした施術を続けている。

所在地:兵庫県西宮市大井手町3-6 ヴァンベール夙川
院名:鍼灸整体こうのとり治療院

## 免責事項

本記事は、健康に関する一般的な情報提供を目的としたものです。特定の疾患の診断・治療・予防の効果を保証するものではなく、医療行為に代わるものではありません。記載している栄養・生活習慣に関する内容は「〜と言われています」「〜と考えられています」といった一般的な情報であり、効果には個人差があります。

体調やご症状についてご不安がある場合、また妊活・不妊治療の方針については、必ず医師・医療機関にご相談ください。本記事は薬機法・景品表示法等の関連法規に配慮して作成しています。

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