- ✅腰を後ろに反ったり捻ると腰部や臀部、ハムストリングス(太腿の裏)に痛みを感じる
- ✅10代の頃にバレーボールやバスケットボール、柔道等の腰の前後屈や回旋動作、ジャンプ動作を行うスポーツをしていた(している
- ✅痛みを感じる部位が「ポコッ」と膨らんでいる
- ✅長時間の運動、立位、座位で痛みを感じる
- ✅下肢に痛みや痺れを感じる
分離症は、腰部を後ろに反らす動作や回旋動作の繰り返しによって腰部に過度なストレスがかかることにより腰椎関節突起間部に生じた疲労骨折が治らないまま分離した状態のことをいいます。
骨が柔らかい10歳代の成長期になる場合が多く、激しいスポーツをしている子供やスポーツ選手に多くみられ、初期の腰痛に対し適切な治療を行わないと分離症へと移行してしまいます。
また、「(分離)すべり症」は、分離した部分の腰椎の安定性が失われたことにより、上下の骨にずれ(すべり)が生じてしまった状態のことをいいます。
すべり症も分離症を放置することで生じてしまうので、分離症と同様にしっかりと初期に適切な治療を行うようにしましょう。
分離症は、腰の反り(反り腰)が強い姿勢やハムストリングス(太腿の裏)の硬さが原因で発症することが多いです。
まず、「反り腰」の原因の一つとして足の付け根に付いている「腸腰筋」が挙げられます。
腸腰筋は腰椎と骨盤から始まり股関節の前側を通り大腿部の内側に付着する筋肉なのですが、この筋肉が硬くなると骨盤を前に傾け腰の反りを強くしてしまいスポーツ時に限らず普段の生活から腰に過度な負荷を掛けることになります。
次にハムストリングスの硬さについてですが、ハムストリングスが硬いと骨盤や股関節の可動域が制限されその代償として腰椎を過剰に動かすようになり、腰椎部分に過度な負荷が掛かり結果的に疲労骨折を起こしてしまいます。
そして、不良姿勢や筋肉の硬さは「体の使い方」や「筋力低下」が原因となり起こります。
安静にしているだけでは改善せず痛みが引いても再発をしやすいので、分離症などの治療では姿勢の改善や柔軟性の確保が重要になります。
西宮・夙川の鍼灸サロンC’zカラダLabではまずはカウンセリングをし、腰椎分離症(すべり症)を起こしてしまった原因を追究していきます。
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①疼痛改善
痛みの強いときはまず安静にすることも重要です。痛みを取るために、神経療法を使って改善していきます。
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②柔軟性改善
骨盤や股関節の可動域制限の原因となっている腸腰筋、ハムストリングスの柔軟性をストレッチや手技、筋膜リリース、鍼治療などで改善していきます。
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③関節の安定性
本来、安定していなければいけない腰を安定させるために、腹横筋(体幹)の筋肉のトレーニングをしていきます。
家でもできるように簡単なトレーニングをお伝えします。
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④機能的動作
その後は全身の体の使い方、筋肉のバランスの問題点を細かく確認し整えていくことで根本改善をしていきます。
私は学生時代、本気で部活に打ち込んでいました。
中学・高校と全国大会で上位に入るぐらいのレベルでした。
練習はとてもきつかったです。そして、いまのようにトレーナーがいたり、身体に詳しい人がケアの方法を教えてくれたりもありません。
私は、いつも怪我に悩まされたいました。
高校最後のインターハイ直前で大きな怪我をしてしまい、最後は結果を残せずに終わりました。
そして、その怪我が原因で現役生活を引退することにしました。
私のような思いをする人たちを一人でも減らしたいと思い、スポーツトレーナー、そして、治療家になりました。
身体に痛みがあるのは、とても辛いです。
私も何度も経験しました。
手術もしました。
いまでも思うのが、「もっと知識がある人が側にいたら」というもの。
私が痛みのある人の側にいて、痛みを取り除き、痛みが出ないような身体になるようにしたいと思っています。