炎症があるとなぜ妊娠しづらくなるのか?卵子の質・着床への影響、妊活にマイナスな炎症の種類(子宮内膜症・歯周病・上咽頭炎・肥満・肩こり腰痛など)、炎症体質チェック、炎症を抑える食事まで、西宮・夙川の鍼灸整体こうのとり治療院が解説します。

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炎症と妊活の関係|不妊につながる"見えない炎症"とは【西宮・夙川】

2026/06/11

炎症と妊活の関係|不妊につながる"見えない炎症"とは【西宮・夙川】

炎症とは何か|本来は体を守る大切な反応

 

まずは「炎症とは何か」から。

 

炎症は、本来とても大切な体の防御反応です。転んでケガをすると、その部分が赤くなり、熱を持ち、ズキズキ痛みます。これは体が「傷ついた場所を治そう」「入ってきた敵と戦おう」とがんばっている証拠です。

 

こうした短期間で収まる炎症(急性炎症)は、むしろ体を守る味方。問題になるのは、別のタイプの炎症です。

 

### サイレント炎症(慢性炎症)とは

 

妊活で気をつけたいのは、弱い炎症がだらだらと長く続く「慢性炎症」です。

 

急性炎症と違って、

 

- 痛みがない
- 腫れもない
- 自覚症状がほとんどない

 

という特徴があり、「サイレント(静かな)炎症」とも呼ばれます。気づかないうちに体の中でくすぶり続け、妊娠力にじわじわ影響している可能性が報告されています。

 

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## 炎症があると、なぜ妊娠しづらくなるのか

 

炎症が妊活にマイナスに働くと考えられている理由は、大きく2つあります。

 

### ① 卵子の質への影響

 

慢性炎症が続くと、体内で「酸化ストレス」が増えやすくなります。この酸化ストレスが、卵子の質に影響する可能性が指摘されています。

 

卵子は急に育つものではなく、数ヶ月かけて育っていくもの。だからこそ、日々の体内環境がとても大切だと考えられています。

 

### ② 着床への影響

 

受精卵が子宮内膜にしっかり根づくには、子宮の中が”整った環境”であることが大切です。慢性炎症があると子宮内膜の環境が乱れ、着床がうまくいきにくくなる可能性が報告されています。

 

せっかく受精しても、ベッドが整っていないと赤ちゃんも安心して根づきにくい。子宮内膜の炎症は、見落とされがちなポイントです。

 

「原因がはっきりしない」と言われた不妊の背景に、こうした慢性炎症が隠れているケースもあると指摘されています。

 

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## 妊活にマイナスになる炎症の種類

 

ひとくちに炎症といっても、体のいろいろな場所で起こります。妊活にマイナスになりやすい炎症を、部位ごとに整理しました。

 

### 子宮・卵巣まわりの炎症

 

- **子宮内膜症**
- **PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)**
- **子宮内膜炎**(内膜症とは別物。子宮内膜そのものの慢性炎症)

 

直接、卵子の質や着床に関わる可能性が指摘されています。

 

### お口の炎症 ― 歯周病

 

歯ぐきの炎症成分や細菌が血流にのって全身へ運ばれると言われています。歯周病と妊娠率の低下、早産・流産との関連を示す報告もあります。歯周病による炎症は、精子の状態に影響する可能性も指摘されており、ご夫婦一緒のケアが大切です。

 

### のど・鼻の炎症 ― 上咽頭炎・慢性副鼻腔炎

 

上咽頭(鼻の奥・のどの一番上)は、全身の炎症や自律神経と深くつながっていると考えられています。慢性上咽頭炎があると、体内の炎症レベルが上がる、自律神経が乱れる、といった影響が出る可能性が指摘されています。後鼻漏(鼻水がのどに流れる感じ)や、原因のわからないだるさが続く方は注意したいサインです。

 

### 腸の炎症 ― 腸内環境の乱れ

 

腸は免疫の最前線。ここが乱れると、全身のくすぶりにつながると考えられています。

 

### 代謝の乱れからくる炎症 ― 肥満・血糖値の乱高下

 

脂肪細胞は、ただの”ためこみ袋”ではなく、増えすぎると炎症性の物質を出すと言われています。肥満や血糖値の乱高下(インスリン抵抗性)は、静かな炎症の大きな引き金になりえます。

 

### 慢性的な痛み・こり ― 肩こり・腰痛

 

痛みやこりの裏には血流の停滞があり、東洋医学では”瘀血(おけつ)“としてとらえます。巡りの乱れは、妊活にも影響すると考えられています。

 

このほか、慢性ストレス・睡眠不足・喫煙なども、体内の炎症を高める要因として知られています。

 

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## 炎症体質セルフチェック

 

当てはまるものがいくつあるか、数えてみてください。

 

**食習慣**

 

- [ ] 甘いものがやめられない
- [ ] 揚げ物・加工食品をよく食べる
- [ ] ついだらだら食べてしまう
- [ ] 野菜が不足しがち
- [ ] お酒をよく飲む

 

**生活習慣**

 

- [ ] 睡眠不足が続いている
- [ ] 慢性的なストレスを感じる
- [ ] 運動する習慣がない
- [ ] 喫煙している(受動喫煙も)
- [ ] 体が冷えやすい

 

**体のサイン**

 

- [ ] 肩こり・腰痛が慢性的にある
- [ ] 歯みがきで血が出る/歯ぐきが腫れる
- [ ] 便秘や下痢をくり返す
- [ ] のどの奥に違和感、後鼻漏がある
- [ ] 疲れがなかなか抜けない

 

**妊活・体質まわり**

 

- [ ] 生理痛が重い/経血に塊が混じる
- [ ] 生理不順がある
- [ ] 冷え・むくみが気になる
- [ ] BMIが25以上、または18.5未満
- [ ] 肌荒れ・吹き出物が出やすい

 

### 結果の目安

 

- **0〜3個**:いまの状態をキープ◎
- **4〜8個**:少しずつ見直しを
- **9個以上**:体の中でくすぶりがある可能性大

 

たくさん当てはまった方も、落ち込まなくて大丈夫。炎症体質は、食事・睡眠・巡りを整えることで少しずつ変えていけると考えられています。

 

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## 体重と妊活|適正体重・BMI・体脂肪率の目安

 

過度な肥満も、痩せすぎも、ホルモンや排卵に影響しうると考えられています。大切なのは、適正体重にゆるやかに近づけていくことです。

 

**BMIの計算式**

 

> BMI = 体重(kg) ÷ 身長(m) ÷ 身長(m)

 

- 妊活でめざしたいのは **BMI 18.5〜25未満**(特に20〜24前後が望ましいと言われています)
- 体脂肪率は、女性でおおよそ **20〜30%** がひとつの参考に

 

例えば身長158cmの場合、BMI18.5〜25に当たるのは約46〜62kg。そのなかで50〜60kgあたりが目安になります。

 

ただし、急激なダイエットは栄養不足・ホルモンの乱れ・生理不順を招くことがあり、痩せすぎ(BMI18.5未満)もまた妊活にはマイナスになりえます。数字に振り回されすぎず、続けられることを少しずつ取り入れていきましょう。

 

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## 炎症をためない食事と栄養素

 

毎日の食卓が、炎症体質を変える第一歩になります。

 

### 積極的に取り入れたいもの

 

- **オメガ3脂肪酸**:さば・いわし・さんまなどの青魚、えごま油、あまに油、くるみ。週2〜3回は青魚を意識。
- **抗酸化ビタミン(A・C・E)**:にんじん、かぼちゃ、ほうれん草、ブロッコリー、パプリカ、キウイ、アボカド、ナッツ。
- **ファイトケミカル(色の濃い野菜・果物)**:トマト(リコピン)、ブルーベリー(アントシアニン)、緑茶(カテキン)、大豆(イソフラボン)。
- **発酵食品・食物繊維**:納豆、味噌、ヨーグルト、きのこ、海藻、ごぼう、オートミール。腸内環境を整えることが全身の炎症ケアにつながると考えられています。
- **抗炎症スパイス・薬味**:しょうが、にんにく、ターメリック、ねぎ、しそ。

 

### 控えめにしたいもの

 

- 砂糖たっぷりの甘いもの
- 揚げ物、加工食品(ハム・ソーセージなど)
- 白いパンや麺など精製された糖質
- お酒の飲みすぎ

 

ゼロにする必要はありません。頻度を減らすだけでも変わります。

 

### 食べ方のコツ

 

- 野菜から先に食べて血糖値を急上昇させない
- よく噛んでゆっくり
- だらだら食べをやめる
- 一日の中で野菜の”色数”を増やす

 

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## 東洋医学からみた炎症と妊活

 

東洋医学では、こうした体の”くすぶり”を、瘀血(おけつ)・湿熱(しつねつ)・痰湿(たんしつ)といった「巡りの乱れ」としてとらえます。

 

血の巡りの停滞(瘀血)、余分な水分や脂肪のため込み(痰湿)、熱を帯びたくすぶり(湿熱)――これらを体質の傾向として読み解き、巡りそのものから整えていくのが東洋医学の考え方です。肩こり・腰痛や冷え、むくみといった日常の不調も、この巡りの乱れと深く関わっていると考えます。

 

当院では鍼灸で全身の巡りを整えながら、食事・トレーニング・セルフケアまで、お一人おひとりの体質に合わせてサポートしています。

 

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## よくある質問(FAQ)

 

**Q. 炎症があるかどうかは、自分でわかりますか?**
慢性炎症(サイレント炎症)は痛みや自覚症状が出にくいのが特徴です。歯ぐきの腫れ、慢性的な肩こり・腰痛、便通の乱れ、後鼻漏、疲れの取れにくさなどが、ひとつの目安になります。本記事のセルフチェックも参考にしてみてください。

 

**Q. 炎症体質は改善できますか?**
食事・睡眠・運動・巡りを整えることで、少しずつ変えていけると考えられています。完璧を目指すより、続けられることから始めるのがおすすめです。

 

**Q. 鍼灸は炎症や妊活にどう役立ちますか?**
鍼灸は全身の血流や自律神経のバランスを整えることを目的としたケアです。体質に合わせて巡りを整えることで、体づくりの土台をサポートします。効果には個人差があり、医療行為に代わるものではありません。

 

**Q. 西宮・夙川で妊活の相談ができますか?**
当院は西宮市大井手町(夙川)にある、妊娠力を夫婦で高める専門院です。妊活を中心に、マタニティ整体・慢性痛・美容整体などにも対応しています。

 

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## 西宮・夙川で妊活をサポート|鍼灸整体こうのとり治療院

 

「自分の体はどうかな?」「自分に合った進め方が知りたい」と思った方は、お気軽にご相談ください。

 

体の”くすぶり”を整えることは、妊娠力を高める土台づくりにつながります。お一人おひとりの体質に合わせて、鍼灸・食事・トレーニング・セルフケアまで、夫婦で取り組む妊活をサポートします。

 

 

> **ご注意(免責事項)**
> 本記事は健康に関する一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の効果・効能を保証したり、診断・治療を行うものではありません。記載内容には諸説があり、効果には個人差があります。妊活・体調に関するお悩みは、医療機関や専門家にご相談ください。